山岸直子個展 蝶の谷 180cmX240cm ミックストメディア 現代の科学技術の進歩が頂点に至れば、やがて待つのは、人類滅亡への急降下だけではないのか。進歩という美名のもと、犠牲を強いられた多くの生命達が、骸の化石となって、次々に深い沈黙の闇へと沈んでいく。 ワシオ・トシヒコ(美術評論家) 山岸直子略歴
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Naoko Yamagishi Exhibition
沈黙の世界へ
7/17(mon.)〜7/22(sat.)
11:00AM〜7:00PM(最終日5:30PM)
近未来のそのような不条理な光景を、新しい素材と技法で、メタフィジカルに造形したのが、山岸直子の今回の平面作品である。人類社会へ向ける鋭い眼差しと問題意識が、もしかしたら、展観者の胸に棘となって突き刺さるかもしれない。
1971年 東京学芸大学数学科卒業。
1980〜82年 パリ在住を機に油絵を始める。
帰国後は、二科展を中心に油彩を発表。
個展:「心象風景の旅」(地球堂ギャラリー)、「メタモルフォーゼ」(企業メセナ・阿波の里アートフォーラム)その他。
1992年より音楽家とのコラボレーションの作品を企画
発表:「絵画と実験音楽の響現」(ギャラリー悠玄)、
「時空の彼方に」(ストライプ美術館)、
「大洪水」(スタジオ錦糸町)、
「紫苑-Michaelmas Daisy World」(佐賀町エキジビットスペース)、
「太陽の奥津城」(アート・ミュージアム・ギンザ)他。
1998年よりCG作品の発表を始める。
プリンツ21グランプリ展入選(98、99)、
エプソンカラーイメージンクコンテスト佳作。
文化庁メディア芸術祭優秀作品(第3回展)。
賞:ローマ賞・会友賞(二科展)、安田火災財団奨励賞(日伯現代美術展)。